春一番
メタボ対策

NICOSカードのポイントが貯まっていたので万歩計に交換しました。
私の場合、酒と競馬をやめると健康上、逆効果で死ぬかもしれないので無意味な摂生はしません。
その分、チャリンコを返上して歩くことにしました。
初日、歩数12916歩、歩行距離6.45km、歩行時間121分、消費カロリー610kcal、脂肪燃焼量14.2gとなりました。
なかなかの数字ではないでしょうか。
これだとビール3本分ぐらいの補充が必要だと思われます。
明日もビールのために歩きます。
八朔
あの頃へ
この2月から実家の新聞屋で、私の中学時代の同級生が働くことになった。
勤務時間が違うのでまだ顔を合わせていない。
卒業後も会っていないので、再会すれば23年ぶりということになる。
事務所のメモに書きなぐられていた名前の苗字が変わっていたことに、時の流れを感じたりするが、対面するとそんなものではないだろう。
増えたシワと体脂肪が言葉を補ってくれるに違いない。
記憶の中ではアイツの顔は修学旅行で私を踏み潰していた、あのときのまま23年間止まっているのだが、やっぱり今はオバチャンなのだろう。
会うのが楽しみである。
時を同じくしてもう一人の同級生がウチを訪れていた。
ヤツは私の実家と知らず、仕事でウチに来ていたらしい。
残された名刺を見て懐かしさと驚きが入り混じる。
「おいおい、社長かよ!」
時の流れの何と偉大なことか。ニュートンもアインシュタインもヤツの出世までは読めなかっただろう。
しかし、この小さな街でみんな精一杯生きているのだ。
私は頭の中でぼんやりとあの頃のクソガキどもの顔を思い浮かべ、ちっぽけな同窓会気分に浸ってしまった。
誰か花山中学の校歌を教えてくれ。
どうしても思い出せん!
本日のBGM 岡田奈々 - 青春の坂道
八朔
外は白い雪の夜
オッチャンの手術が終わった。
待合室の窓から見える景色が徐々に薄れ、やがて闇に包まれた。それでも雪はずっと降りつづけた。
待ちくたびれて会話が途絶えると、誰かが無理に口を開こうとする。
空気が重い。
6時間で手術は終わった。
胃を全摘出した。現時点で転移は見られず、とりあえず無事終了といって良いようだ。
しかし癌というのは術後が大事だ。
オッチャンは再発の危険と隣りあわせで生きていかねばならない。
手術前、オッチャンはいつものようにペラペラと喋り続けていた。周囲が呆れるぐらい軽くとらえていたらしい。そしてパチンコ屋へでも行くように手術室に入っていった。
きっとオッチャンは危険に恐れるより、危険と手を取り合って生きていこうと決めたのだろう。
学歴を偽って就職したぐらいだ。心臓には毛が生えている。
ビールとギャルが大好きだ。恐いものなんか何もない。
とにかくオッチャンの手術が終わった。
雪はまだ降りつづいている。
八朔
雪か?
空から白いモノがちらり・・・。
そういえば京都ではこの冬、雪を見ていなかった。
粉雪舞う中、いつものように韓国人のオッチャンと立ち話。
「最近は水たまりも凍らないねぇ」
「つららも見ないねぇ」
会話の中に「つらら」という単語が含まれたのはいつ以来であろうか。
雪が馬鹿みたいに積もったり、極端に気温が下がるのは困るが、一度や二度ぐらい冬を感じるのもいいんじゃないだろうか。
本日のBGM 松山千春 - ふるさと
八朔
狸谷山不動院

またしてもここを訪れるとは・・・。
宮本武蔵、吉岡一門決闘の地、一乗寺下り松を過ぎれば道は無情にも傾きはじめる。
山に入ると陽射しが途絶える。風が肌を冷たく撫でるのだが私は汗をかいている。
本殿まではずっと階段である。かつて武蔵が修行したと伝えられる滝を見れば、もう目的地は近い。
武蔵よ、お主はここで何を思ったのであろう。
ワシは脂肪が燃焼されることを願うばかりである。
あれは何年前のことだろう。オヤジのときも、オカンのときも記したはずではあるが、もうこれが最後と信じて今一度。
ここは厄除けや交通安全と並び、癌封じの祈願で知られるところである。
祈りある者、必ず救われるの教えのもと、全国から祈祷に訪れた人々の護摩木が本殿の柱に吊るされている。
そこにまたひとつ、私も願をかけることとなった。
今回、私が訪れたのは親戚のオッチャンのためである。十人だか十一人だの兄弟も末二人を残して皆他界したのだが、その病名がすべて癌という怖ろしき血縁。
ウチの家系に繋がる癌の遺伝を紐解くには判りやすい親戚であるが、その中の一人が近々胃癌の手術ということ。
そこで私が満を持して三度目の入山を果たしたわけである。
本殿から見下ろした京都の街はうっすらと靄がかかっている。靄の向こう側はさきほどまで私が歩いていた道なのだが、そこは果てしなく遠く見えた。
靄が晴れれば街も近く見えるのだろうか。
少し待つとするか。
武蔵よ、お主はここからどのような空を見たのであろうか。
やはり空は晴れたものにかぎるのう。
八朔
幽体離脱

重い腰を上げて仕事を始める。仕方なく仕事を始める。何かと問題があるので仕事を始める。
2008年最初の出張は姫路へ。
この街はいつ来ても姫路城の美しさに圧倒される。年中、夜空に浮かぶ天守閣は芸術的ですらある。
帰り道は深い霧の中。国道372号は白い闇に包まれていた。
京都に戻っても空はうっすらと煙っていた。
家に帰ってうたたね。
遅ればせながら初夢を見る。
背中を丸めて眠る自分の姿を天井から見ている。その寝姿の可愛らしさに目を覚ますことを忘れそうになった。
太くない。標準。
夢ではあったが初めての幽体離脱体験ということにしておこう。
八朔








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