2008年04月23日
振り向けばひこにゃん

全国的な話題か否か定かではないが、ここ関西では奈良の平城遷都1300年祭のマスコットキャラクター「せんとくん」の不評ぶりが大きな話題である。
そもそも頭に鹿の角を生やしている「せんとくん」はただの童子なのだが、奈良という土地柄からかどうやら角を生やした大仏と勘違いされているようである。
こちらを見つめる丸い流し目もどこか説教じみているように思える。
そう思うと奈良という土地も痛いところである。
かつて京都にも国体マスコット「未来くん」なる馬鹿げたキャラが存在したが、同じように葬り去りたい過去として奈良県民の心に突き刺さりつづけるのであろうか。
近頃、再考が求められているようだが、ここは奈良県民も勇気を持って現実に向き合っていただきたいものである。
さて、彦根のマスコット「ひこにゃん」は確固たる地位を気付いたようだ。
彼の成功の要因は身軽に飛び跳ねていても剣をかざしていても、常にシュールに口をつぐんでいる点であろう。
たとえマスコットであろうと愛想を安売りすべきではないのだ。
これが四捨五入的な土地から脱皮を図りたいという彦根市民の感情にマッチしたのではないだろうか。
滋賀県の土産物屋を覗けば必ず「ひこにゃん」が無言で語りかけてくる。
京滋の各家庭において「ひこにゃん」グッズのない家などまず存在しないのだが、やはり見る者を惹き付けるあの表情に人々は吸い込まれてしまうのだろうか。
八朔







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